女もすなる日傘といふものを、男もしてみむとする。

原文「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。」

(紀貫之/土佐日記)

「男性も日傘」、数年来耳にしてきたフレーズ。

愛用している日本のアウトドアブランド・mont-bellにも「サンブロックアンブレラ」という商品があり、そのうちにと頭の片隅に置いていました。

いよいよ導入を決めたのは、夏の快晴の日にいきつけのカフェのランチ帰り、「日傘ないと?大丈夫??」と見送られたからです。

常日頃つかわれている方が、「日傘あると暑さ全然違うよ!」と言ってくれると説得力があります。

初めてだし、さすのは勇気いるから使用頻度も低めなので、まずは低予算でいきましょう。

日傘を選ぶポイントは?

初めてで低予算といえど、適当に買うのは気が引ける性分。
ちょっと調べてみました。

タイプ

  1. 長傘か折りたたみか
  2. 日傘か晴雨兼用傘か
  3. 手動開閉か自動開閉か

1.に関しては、必要に応じてカバンに出し入れするとなると折りたたみ一択。
女性なら、日差しの強い時ずっとさしているイメージあるから、長傘でも問題ないと思うのですけどね。

2.日傘だと、雨の日には使えない。そのうえ、カンカン照りからのゲリラ豪雨も近年多いので必然的に晴雨兼用傘をチョイスすることになると思います。

3.については、開ける時も閉じる時も自動だと楽ちんなのですが、重量・コスト面を考えて今回はパス。

機能性

  1. 遮光率
  2. 遮熱効果
  3. UVカット率

1.遮光率は、目に見える可視光線をカットする度合い。
2.遮熱効果は、光だけでなく熱をカットする機能を持たせたもの
3.UVカット率は、UV(紫外線)をカットする度合い。

日焼けを気にするなら、3.UVカット率が重要ですが、今回の狙いは暑さ対策なので2.遮熱効果がうたってあるものが良さそうです。

どこで買う?

さて、実際に買う場所ですがあまり時間がないので、いろいろ回れないのですが

  • アウトドアショップ(福岡にはmont-bell shopが主要な場所に)
  • 東急ハンズ・ロフト・インキューブ
  • 無印・ユニクロ
  • 傘屋(新天町に、しばた洋傘店)
  • イオン

今回は、実家に行く用事もありイオンへと。
傘コーナーがあるので、その中の日傘コーナーへ赴き紳士向けのやつからチョイス。

お値段税込2,068円と、お手頃。

LINE DROPS(ラインドロップス)の、-0&(ゼロアンド)というラインナップ。

熱中症ゼロへ プロジェクトにも、参加されているようです。 

親骨50cmと小さめですが、とにかく軽い。
本体約133g、別途口が広めの収納袋もついています。

使ってみました!

持ち手はちょっと薄いけど、軽量化のためにはやむをえないでしょう。

形は初めて使う五角形のものです。

閉じるときに押すボタンが独特なので、最初は戸惑ったけど慣れると簡単にしまうことができます。

実際にさしてみたところ、ちょっと華奢なところに不安を感じました。

日差しの中歩いてみて、「劇的に涼しい!」とはいきませんでしたが、帽子も被らず直射日光を浴びると、髪の毛が暑くなるのは防げたと思います。
空気そのものがあたたかいのは、防ぎようがありませんからね。

雨の日もつかう機会があったのですが、折りたたみとしては十分な感じ。
持ち手が小さく、中棒が細いので風に煽られやすく感じましたが、強風に対しては親骨がひっくり返して受け流してくれました。
意外に、タフかもしれません。

購入してから、なかなか出番がないのですが、まだまだ暑さは続くのでしばらく使ってみたいと思います。
少なくとも、雨傘としては使えるものですから。

少しでも、記事がお役に立てますように。

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