楽器歴30年越えの現役管楽器奏者が、真剣にワイヤレスイヤホンを探してみた。

iPhone7からSE3に変更するにあたって、iPod nano+有線イヤホンから、iPhone+ワイヤレスへイヤホンへの移行も併せて考えていました。

  • 音質がいまひとつ
  • 同音質だったら価格が高い

そう思って、導入を見送っていたのですが、より小型のiPodと比べiPhoneではケーブルが邪魔と感じました。

友人からは、音楽やっているならいいもの使うべきだよと試聴させてもらったのは

SONY フルワイヤレスイヤホン WF-1000XM4

ハイレゾ音源とともに聴かせてもらったそのサウンドは、たしかに素晴らしい。

と同時にお値段も素晴らしく。

予算オーバーで手が出ません。

その後、電気店の店頭でいくつか試聴してみるも、価格と音で納得いくものが見付けられれず。

吹奏楽・ブラスバンド(英国式金管合奏団)編成の、参考音源がきちんと聴けるものを探しました。

店頭試聴に赴く

時間だけが過ぎていく中、Ankerから新しいワイヤレスイヤホンが発売されるというネット記事。

機能や価格は申し分なさそうでした。

ちょうど、福岡市の天神地下街にANKER STORE(直営店)があるので、発売直後に試聴に行ってみました。

まずは、「Soundcore Liberty 4」を確認。

見た目はコンパクトで、装着感もよい感じ。

これは即買いか?と思ったのですが、落ち着いて音質もチェック。

iPhoneの中に、試し聞きに使う音源を入れていたのでBluetooth接続してチェック。

演奏の参考音源を聴いた時に、必要な音が聴こえてほしいので英国式金管合奏団の曲で、冒頭にティンパニとベース(チューバ)が鳴っているものを使用しています。

価格が低いイヤホンは、このふたつが聞こえなくて唖然とした経験ありますので。

ペアリングは、簡単ですね。

店頭試聴するつもりなら、「soundcore」というアプリを事前にダウンロードしておくのをお勧めします。

ノイズキャンセラーの切り替え、イコライザーの設定もその場で試せます。

再生開始、こんな音かとしばらく聴いてみて、、、

悪い音ではないのだけど、高音がなにかひっかかる。

「高音が硬い」というのがしっくりくる表現でしょうか。

ショップスタッフは、イコライザーの設定で調整はというけど、それではおさまらない感じ。

エージング(音慣らし)すれば、気にならなくなるかもしれないけど、ならないときを考えるとちょっと考えもの。

お次は、「Soundcore Liberty Air 2 Pro」を。

外見は、Liberty 4と似たようなインナーイヤー型。

装着感は悪くないし、高音の硬さは気にならないと感じました。

しかし、低音の響きが痩せて聞こえるのでもうひとつな感じ。

さらに、「Soundcore Liberty 3 Pro」も試させていただきます。

価格がちょっと上がるので、チョイスしたくないところですが。

カナル型でちょっと大ぶりなせいか、装着感がいまひとつ。

音も、価格上昇に見合った音と感じなくて。

ただ、インナーイヤー型より低音の響きを感じられて方向性は近そう。

最後に試したのが、「Soundcore Space A40」というカナル型で小型なもの。

価格はAir 2 Proと同程度。

装着感は、コンパクトな分自分にはしっくりくるサイズ。

音質は、際立った特徴はないけれど、ほどよいバランスで音が聞こえるので、参考音源を聴いたり、Podcastを試聴するには十分だと感じます。

惜しむらくは、ノイズキャンセリングの効きがよくない部分。

他のと比べるとノイズ除去弱い感じですが、価格も考えるとこちらで決定でしょう。

楽天のセールが間近でしたので、購入はせずにお店をあとにしました。

楽天のアンカー公式ショップで買ったので、お許しを。

宣伝をしておくと、ショップスタッフの方は非常に親切でしたし、店頭購入だとポイントお得だったり、まとめ買い特典があったので、2点以上買いたい商品があって、実物見て決めたいときはおすすめだと思いました。

開封の儀

A40を楽天のセールで注文しました。

パッケージは結構小さいですね。

付属品は、充電ケーブルとイヤービースがサイズ違いで入ってます。

ケースも実にコンパクト。

本体はマグネットでケースにくっついてますね。

初期設定

HearIDというメニューで、「パーソナライズされたサウンドプロファイルの作成」というのができるそうです。

年齢を選択して、測定場所が騒がしいと静かな場所を選ぶよう指示されます。

大丈夫になると、テストスタート。

左耳から、音が聞こえたら「はい」を選択。

だんだん、空耳じゃないかと思う瞬間もありますが、ちょっとした音が気になってしまいますね。

左耳が終われば、右耳です。

無事に終われば、プロファイルが保存されます。

ノイズキャンセリングモード、標準、外音取り込みモードの切り替え。

色々な設定メニューがあります。

装着テストもあって、イヤーピースが合っているか判定してくれます。

きついのが嫌なので、小さめのイヤーピース選んだのですが、テスト結果がいまいち。

ワンサイズ上げてみると、最適な密閉感と出ました。

おそらく、音漏れを測定しているのだと思われます。

初期導入設定は、完了。

導入して良かったこと

ケーブルからの解放

通勤途中で、ケーブルがないだけで満員電車でもひっかけられるのを気にしなくてよい。

動き回るのが楽です。

距離からの解放

イヤホンは1.2m程度のものが多いと思いますが、ワイヤレスイヤホンなら数メートル離れても音が聞こえます。

iPhone部屋に置いたままキッチンに行っても、聞こえてくれます。

ただ、電子レンジ使うとノイズ入ること多いですね。

イヤーピース交換

アプリがしめしたイヤーピース、密閉感はあるけど少し耳が痛いような。

調べてみると、他社性のものに変えると装着感や音が変わるそう。

おすすめのfinal TYPE Eは、ちょうど手持ちの有線イヤホンに標準付属しているもの。

試しに付け替えてみると、密閉感は変わらなくても柔らかめで装着感が良くなりました。

カスタマイズも、楽しいですね。

不具合めいたこと

充電されていないことがある

本体とケースの端子の接触具合でしょうか。

充電されておらず、耳につけると「Battery Low」とアナウンスがされることがたまにあります。

きちんと端子に接すると、3列並んだうちの左・右それぞれが1回点滅するので、片方ずつ確認してケースに収納するのがよいかも。

接続が切れないことがある

前述の点滅を確認しないままケースの蓋を閉めると、接続が切れないことが多いようです。

iPhoneのBluetoothをオフにして、強制的に接続解除してみたりしてみますが、どうするのが良いのか。

接続を切ったのにいつのまにか繋がっている

強制的に切っても、簡単につながるのが災いしてか、またつながっていることがあります。

充電もされず、いつの間にかバッテリーが減っていることに。

すべりやすい

小さくて表面がスベスベしているので、取り出すときやしまうときにひやっとすることがあります。

コロコロ転がって、穴があったらどうしようと思うこともしばしば。

最終的に、オススメできるのか?

管楽器対象なら、十分お勧めできる音だと思います。

充電したら、長持ちするのもポイント高いし、小型なので耳が小さい方でも邪魔にならないでしょう。

弦楽器に関しては、悪くはないのですが艶やかさが損なわれている感じはしますね。

ちょっとの金額プラスで、それなりの音、ノイズキャンセリング、通話機能が使えるので十分ありかと。

少しでも、記事がお役に立てますように。

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